Thursday, November 06, 2014

第77回虎屋文庫資料展 甘い対決「和菓子の東西」展

2014111日(土)より、第77回 虎屋文庫資料展〝甘い対決「和菓子の東西」展〟がはじまりました。
東西の和菓子をめぐるさまざまな話題を取り上げた楽しい展示です。本日はその一部をご紹介します。

●月見団子のかたち

月見には、お供えの団子がつきもの。江戸では丸い形、京阪では小芋(里芋)形をしていました。
小芋の形は、中秋の名月・十五夜に芋を供えることにちなんだものと思われます。
現在でも京阪(関西)では、小芋形の月見団子がつくられています。

左は東京(関東)の丸い形、右は京阪(関西)の小芋形です。

 

●桜餅の生地

桜餅は江戸時代、桜の名所・隅田川沿いで名物菓子となり、後に京都や大阪に伝えられました。
現在、東京(関東)では小麦粉生地、京阪(関西)はもち米を使った道明寺生地で主につくられますが、かつては米の粉や葛粉でつくられていました。
道明寺の桜餅は、明治時代後期の京都で考案されたといわれます。
東西の違いの歴史は、意外に新しいようです。

左は東京(関東)の小麦粉生地、右は京阪(関西)の道明寺生地です。

    


ギャラリーでは、全国の桜餅の生地についてのアンケートも実施しています。
皆様はどちらのタイプを召しあがっていますか? 是非、ご参加ください。




●江戸時代の東西比較

江戸時代後期の庶民の風俗を記した『守貞謾稿(もりさだまんこう)』には、江戸と京阪の菓子の比較が数多く見られます。
たとえば饅頭は江戸では紙袋に入れ、京阪は竹皮で包む。甘酒は江戸では一年中売られ、京阪は夏の夜だけ販売しているなど。
現在とは一味違った東西対決をご紹介します。

甘酒売り 『守貞謾稿』より 国立国会図書館蔵

このほか、くず餅と葛餅、金太郎飴と福飴、柏餅と粽(ちまき)など、作り方が違ったり、同じ行事で異なる菓子が用意されるなど、さまざまな地域差を取り上げます。

さらに、 鰻の調理方法やポリタンクの色の違いなど、菓子以外の雑学のコーナーも設けました。どうぞご期待ください。





皆さまのご来場をお待ちしております。

*展示では特色あるものをとりあげました。大まかな傾向としてご覧いただければ幸いです。

----------------------------------------------------------------------
77回 虎屋文庫資料展 甘い対決「和菓子の東西」展
   会期:2014111日(土)~1130日(日)
   時間:10001730
   場所:東京都港区赤坂4-9-22 虎屋ギャラリー(虎屋ビル2階)
         東京メトロ赤坂見附駅A出口 徒歩7
   入場無料・会期中無休
   展示解説:毎週月曜1030~(無料・参加自由)
----------------------------------------------------------------------
【お問い合わせ】
虎屋文庫
電話:03-3408-2402
E-MAILbunko@toraya-group.co.jp
ページの先頭
Copyright © 2000. TORAYA CONFECTIONERY CO., LTD. All Rights Reserved.