Monday, April 14, 2014

京都の春の風物詩「都をどり」

桜の頃は過ぎてしまいましたが、春の陽気に誘われて、
京都へ足を運ばれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この時季の京都を代表する催しの一つが「をどり」です。

東京遷都により、京都が凋落することへの危機感から、
明治5年(1872年)、京都で博覧会が開かれました。
その余興として、芸・舞妓の舞を披露したのが「をどり」の始まりです。
今では、京都にある5つの花街、
祇園甲部・祇園東・宮川町・先斗町・上七軒で、毎年行なわれています。
(祇園東は、秋の公演です。)

祇園甲部で行なわれるのが、「都をどり」です。















祇園甲部歌舞練場にて、毎年4月1日から30日まで、1ヶ月に渡り公演されます。
明治5年から続き、今年で142回目を迎える京都の春の風物詩。
谷崎潤一郎の『細雪』でも、主人公の姉妹が京都へ花見に赴く折、
毎年欠かさず鑑賞するものとして、その名が登場します。


















本格的な春をむかえ賑わいを増す祇園の町が、華やかに彩られます。

その会場で、とらやは菓子の展示を行なっています。
展示スペースは開演前の待合室の一角にあります。











とらやの今年の展示テーマは「演目にちなむ菓子」。












とらやに伝わるたくさんの菓子の中から、
今年の演目にちなむものを選びました。











展示台は舞台をイメージし、
バックには会場である祇園甲部歌舞練場を書割風※に。
「都をどり」らしい賑やかで楽しい装飾です。

※書割・・・芝居の大道具のひとつで、建物などを描いて、背景とするもの

ちなみに、本物の歌舞練場はこちら。










このように見ると…











まるで菓子が舞台で舞っているようです。

では、展示菓子の一部をご紹介いたします。

今年の演目は、「昔伝来大和宝尽」(いにしえのつたえやまとのたからづくし)と題し、
全8景で構成されます。

4景「祇園会屏風祭」(ぎおんえびょうぶまつり)にちなみ
きんとん製『紫夜(むらさきよ)』











祇園会といえば、前夜祭の宵山が有名ですが、
この夜は町内の家々で秘蔵の屏風などを出すことから、屏風祭とも言います。
『紫夜』は、日がゆっくりと暮れていく京都の町を表わしています。
宵の口のぼんやりとした空気をまとった町に、
ひとつふたつと明かりがともってゆく、閑雅な情景が目に浮かびます。

8景「平等院桜尽」(びょうどういんさくらづくし)にちなみ
羊羹製『手折桜(たおりざくら)』











鳳凰堂で知られる宇治の平等院は桜の名所です。
『手折桜』は、「春を謳歌するように咲く桜の美しさは、
自分だけで賞美するには忍びなく、手で折って持ち帰りたい。」という
日本人の桜を愛でる心を感じさせる菓子です。

この写真では伝わりにくいのですが、これらの展示用の生菓子は、
実は、店頭で販売している生菓子の約3倍の大きさでお作りしています。
大人の握りこぶしほどある生菓子は、なかなかの迫力です。

この他に、今回の展示では
普段、店頭ではご覧いただけない菓子も展示しています。

「都をどり」のチケットには、お茶券付きのものもあり、
開演前にお茶席で一息つくことができます。
そこでお出ししているのが、とらやの『春の日和』。











桜の焼印を押した薯蕷饅頭です。
会期中、とらや京都一条店、四条店、虎屋菓寮京都一条店でも、
お買い求めいただけます。
焼印に配されたにおい(色差し)は、
4月中頃までは紅、それ以降は葉桜の風情を表わして緑になります。
ちなみに、このお皿は持ち帰ることができます。
また、お茶席では、芸妓さんがお手前を披露されます。
その凛とした美しさに見とれて、
暫しお饅頭をいただく手が止まってしまいました。

「ヨーイヤサー」のかけ声とともに始まる「都をどり」。
このかけ声を聞くと、今年も春が来たなあと心が躍ります。










京都にいらした際には、芸・舞妓さんの華麗な舞とともに、
とらやの菓子もお楽しみいただけますと幸いです。

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「都をどり」
期間:2014年4月1日(火)~30日(水)
会場:京都・祇園甲部歌舞練場

※詳細は下記ホームページをご覧ください

http://www.miyako-odori.jp/miyako/

薯蕷製『春の日和』御膳餡入
価格:389円(税込)
販売期間:2014年4月30日(水)まで
販売店:とらや京都一条店、四条店、虎屋菓寮京都一条店

※「山芋」を含む
※数量限定ですので、売り切れの際はご容赦ください。
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