Tuesday, December 18, 2012

虎屋 和菓子オートクチュール:披露宴のお菓子

人生の節目に食べる大切な和菓子。
特別なお祝いの菓子を、お客様とともに作り上げていくことは、
虎屋 WAGASHI・HAUTE COUTUREを担当する私たちにとって
とても嬉しく楽しい時間です。















 
今日ご紹介するのは、披露宴でお使いいただいたおめでたい和菓子です。

縦12cm × 横18cm × 高さ5.5cmの大きな台(上下:浮島製、中:煉製#)
の上に、「寿」と刷りこんだ扇や花を飾りました。
そぼろ状にした餡の上の花は、ご結婚というお祝いごとに相応しい桜と梅です。
 #煉製・・・寒天を溶かし、餡と白双糖を加え混ぜ、火を通してよく煉り上げ枠や瀬戸型に流して固めたもの。



薄紅色で花弁の先が割れているのが桜、花びらの先が丸く
徐々に色が濃くなっていくのが梅です。


「店頭で販売している生菓子」の約15倍の大きな菓子で、列席の18名の皆さまで
花の姿を損なうことなく分けられるようにお作りしました。

 
浮島は、餡・砂糖・卵・薄力粉・上新粉#を主な原材料とした、
しっとりとした食感の蒸し菓子です。

とらやでは通常おつくりすることがない浮島ですが、
虎屋 WAGASHI・HAUTE COUTUREでは様々な製法や
原材料を使用しています。
#上新粉・・・うるち米を生のまま粉にした粉を新粉と呼ぶ。
        上新粉は、上等な新粉という意味で、新粉より目が細かい粉。
        団子や柏餅などに使われている。

                       浮島の断面

浮島は、泡立てた卵白(メレンゲ)を入れることで〝ふんわり〟と蒸しあがります。
この〝ふんわり〟〝しっとり〟の食感は、メレンゲの立て具合に左右されます。
気泡が細かいとギュッと詰まり、粗いと膨らみ過ぎてしまうため、この頃合いの

見極めには職人の腕や経験が求められます。

スポンジケーキにも似た〝ふんわり〟とした食感をした餡入の素材は、

表面を飾る花や緑のそぼろとの相性も良く、美味しい仕上がりとなりました
今回は、春らしい色づかいのために、薄緑色と薄黄色の浮島で薄紅色の煉製を挟みました。
浮島は、完成後の生地に色をつけることはできないため、色の入った餡づくりからの工程を
別々に行っています。
お客様に喜んでいただける菓子をおつくりするためには、手間を惜しむことはありません。


後日お客様から、「見た目も綺麗で優しいお味でとても美味しいと、ご列席の親族の方に
好評であった」とご連絡をいただき、お二人の想いを込めた披露宴をお手伝いができたことに、
私たち担当者も喜びを感じることができました。
ご注文いただき、誠にありがとうございました。




 虎屋 WAGASHI・HAUTE COUTUREは、お客様だけの特別な和菓子をご用意しています。
(同一のものはおつくりできませんので、ご注意ください。)
※ご注文の流れについては、とらやホームページをご覧ください。

E-MAIL:blog@toraya-group.co.jp|http://www.toraya-group.co.jp/
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