Saturday, May 26, 2012

衣がえと『更衣』

6月1日は衣がえ。
街を行く人々の姿が一斉に夏らしくなる様子は、夏の季語ともなっています。

昔から日本人は、気候にあわせて衣類や調度などをあらためる習慣があり、
平安時代の宮中では、旧暦4月1日に衣服や扇を夏物に替えていました。


そして、衣がえにちなんだ菓子が、この『更衣(こうい)』です。



















 『更衣』は、文字通り衣がえの時期の、5月30日(水)から6月1日(金)の
3日間だけおつくりしてます。
餡に糯粉・新粉を混ぜ蒸しあげ、和三盆糖を揉み込んでつくります。
菓子の切り口に薄く掃いた和三盆糖は、涼やかな絽(ろ:すかして織った
絹織物・夏用)の衣を思わせます。

『更衣』の菓銘は、関白などを歴任した公家、近衛内前(このえうちさき)様
より頂だいしました。
見た目は華やかとはいえない菓子ですが、独特の歯ごたえと凛とした風情、
近衛内前公御銘という歴史などを好まれ、毎年楽しみにしてくださるお客様
も多くいらっしゃいます。


夏を前に、虎屋菓寮 京都一条店の設えが
簾戸(すど)にかわりました。
京都の町家では、梅雨の頃に「衣がえ」をします。
襖を簾戸(すど)に、障子を御簾(みす)に、
畳にはあじろを敷きます。
蒸し暑い夏を涼しく過ごす工夫のひとつです。




1年のうち3日間しかおつくりしない菓子です。
この機会に、ぜひ『更衣』をお召しがりください。

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『更衣』
   初出:明和7年(1770)
   販売期間:2012年5月30日~6月1日
   価格:420円(税込み)
   販売店:赤坂本店・東京ミッドタウン店・銀座店・日本橋店・帝国ホテル店
               新宿伊勢丹・玉川髙島屋S・C・アトレ目黒1・日本橋三越・日本橋髙島屋
               池袋西武・渋谷東急東横・横浜ランドマークプラザ店・横浜そごう
               京都一条店・京都四条店・京都髙島屋・大丸京都店・ジェイアール京都伊勢丹
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