Monday, April 09, 2012

菓子づくりの道具|焼印

広辞苑で「焼印」をひくと、「火で熱して物におす金属製の印」と記されています。
和菓子の世界では、熱した焼印で饅頭などの表面に焼き跡をつける方法が
最も多い使い方です。

焼印のデザインは、花鳥風月を写したり、気持ちを表わす文字であったり様々です。

『新 春の川沿』は、うつむき加減に咲く「すみれ」
の焼印を小判型の薯蕷饅頭に押し、薄紫色の
におい(色差し)をつけた生菓子です。
すみれの焼印を押した意匠は、のどかな春の
川辺の情景を連想させます。

     販売期間:2012年4月1日~15日
     販売店:生菓子販売店
     価格:420円(税込)
     ※「山芋」を含む





今日は、ブログをご覧の皆さまに、「焼印」を使った特注菓子と、オートクチュール菓子を
ご案内いたします。

この饅頭には、「寿」「祝」の文字の「焼印」が押されて
いますが、お客様のお名前や絵など、オリジナルの
「焼印」をおつくりいただくことができます。
※目安:1丁あたり約5千円から、製作日数20~30日。
   「焼印」はお客様にお渡しいたしますので、またお持ちいただければ
   何度でもオリジナルの菓子をおつくりすることができます。
このオリジナルの「焼印」を使い、饅頭や焼菓子などに
「焼印」を押したものが特別注文です。


そして、この「焼印」と様々な素材や製法を組み合わせて、お客様だけの和菓子をおつくり
するのがオートクチュール菓子です。

ここからは、一度おつくりいただいた焼印を何度も活用するために、熱して焼き跡をつける
以外の焼印の使い方をした、オートクチュール菓子をご紹介します。
今回使うのは、桜の焼印3種類です。






煉切製の生菓子に、桜の花びらの輪郭が
出る焼印(上の画像左)を押しました。
淡い色づかいと相まった優しい表情は、暖かく
なって咲き始めた桜を思わせるかのようです。 



薯蕷饅頭に、焼印を判子代わりにして模様を
つけてみました。
八重咲きの桜と花弁の焼印で、花びらも舞い
始めた満開の頃の桜をイメージしておつくりしました。
*この菓子は特別注文としてご注文いただけます。


垣根越しの桜を、紅餡入の煉切製で表わしました。
桜の花を色づけるように、ほんのりと紅餡が透ける
表情の、趣きある菓子になりました。




薄紅と緑の羊羹製の生地を張り合わせ、春の情景
を表現しました。
新緑の緑と、桜のコントラストが綺麗です。
羊羹製の生地は、焼印を使い切り抜くことも、押し印
をつけることにも適しています。


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赤坂本店の一角には、過去に使用していた焼印や木型を展示しています。
特別注文やオートクチュールの参考に、赤坂本店にお立ち寄りの際にはぜひご覧ください。



虎屋 WAGASHI・HAUTE COUTUREは、お客様だけの特別な和菓子をご用意しています。

E-MAIL:blog@toraya-group.co.jp|http://www.toraya-group.co.jp/
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