Saturday, January 07, 2012

1月前半の生菓子

季節の生菓子は、毎月2回、半月ごとに、季節にあわせおつくりしています。
1月前半は、御題干支菓子 と今回ご紹介する正月の菓子です。



『好文花(こうぶんか)』
初出年:明治40年(1907)・羊羹製 白餡入

四季折々の自然と季節感あふれる日本の風情を表わした季節の生菓子の中でも、『好文花』は
銘と意匠の両方から季節を感じることができる生菓子です。
『好文花』とは梅の別名である「好文木(こうぶんぼく)」からきた銘です。
「好文木」は、中国の晋の武帝が学問に親しむ時は梅の花が咲くという故事にちなんでいます。
一輪の梅を表わした、新春にふさわしいお菓子です。



『笑顔饅(えがおまん)』
初出年:『薯蕷ゑかを』として天保11年(1840) ・薯蕷製御膳餡入

『笑顔饅』は、天保11年(1840)の「正月御好御菓子御銘書」に記録が残り、正月やお祝い事に
広くお使いいただいています。
真白い薯蕷饅頭についた赤い点の愛らしさから、『笑顔饅』と名付けられました。
蒸餅(じょうへい)(饅頭)の上を十字にさいて食べたという中国の記録から、日本でも寺院などで
饅頭に赤い十字や点をつける風習が生まれたようです。
*京都地区では『笑顔饅』に替わり『長生餅』を販売しています。






『長生餅(ちょうせいもち)』初出年:天保3年(1832)・薯蕷製小倉餡入

表面に、根引松(ねびきまつ:正月の子(ね)の日に根ごと松を引き長寿を願う)の焼印を押した、
長寿を願い長命を祝うおめでたい薯蕷饅頭です。
銘は、光格上皇(在位 1780-1817)より頂だいしました。
*京都地区のみの販売となります。



今日ご紹介した3種の生菓子は、ほぼ毎年色目に登場する正月恒例の生菓子です。
暦や行事とともに、新しい年のはじまりを寿ぎ迎春を祝う生菓子から季節をお楽しみください。


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販売価格:420円(本体価格:400円)
販売期間:12月29日~1月15日
販売店:生菓子販売店
※売切れの際はご容赦ください。
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