Tuesday, December 27, 2011

御題・干支生菓子のご案内



ご覧いただいているのは、平成24年(2012)の宮中の歌会始のお題「岸」と、干支「辰」
にちなみ考案された、とらや最新の生菓子です。
今日のブログは、この〝御題・干支 生菓子〟のご案内とともに、これらの菓子が
どのように提案され選ばれていくのかをお伝えします。


先ずは、考案された生菓子(上の画像)を、上から順にご紹介いたします。

 『貝ひろい(かいひろい)』
     御題生菓子  羊羹製  黒糖餡入
     平成24年(2012)の宮中歌会始のお題「岸」にちなんだお菓子です。
     羊羹製の生地で黒糖餡を包み、貝をかたどったお菓子で、表面の濃淡が波の打ち
     寄せる海岸なども思わせます。

『岸の眺め(きしのながめ)』
     御題生菓子  きんとん製  小倉餡入
     平成24年(2012)の宮中歌会始のお題「岸」にちなんだお菓子です。
     向こう岸に霞むように見える花の様子を、黄・紅・緑のそぼろで表わしました。
     やわらかな春の日差しの下、花が織りなす色模様は、心をあたためてくれることで
     しょう。

『雲井の龍(くもいのりゅう)』 
     干支生菓子  桃山製  特製御膳餡入(飴餡と御膳餡を混ぜ合わせたもの)
     平成24年(2012)の干支「辰」にちなんだお菓子です。
     「雲井」は雲のあるところの意で、「空」や「天上」を表わします。「龍が吟ずれば雲起
     こる」という禅語がありますが、『雲井の龍』は大空を飛翔する龍のまわりに、次々と
     湧き立つ雲を思わせるお菓子です。

『辰の息吹(たつのいぶき)』
     干支生菓子  黄身餡製  紅餡入
     平成24年(2012)の干支「辰」にちなんだお菓子です。
     龍は神獣・霊獣であり、日本では水の神として各地で信仰の対象となっています。
     紅餡を卵の黄身を使用した緑餡で包んだ『辰の息吹』は、龍の力強さ、生命力を
     感じさせます。



12月22日のブログ〝御題羊羹『春のみぎわ』〟でもご紹介いたしましたが、とらやでは
毎年、社内公募により御題菓子・干支菓子の意匠や菓銘を考案しています。
毎年1月中旬に開催される宮中歌会始で、翌年のお題が発表されると同時に、御題・
干支菓子の図案募集が開始されます(2011年は1月14日、来年2012年は1月12日に発表)
そして3月後半、全社から図案が集められ、1次審査が行なわれました。
今回の御題・干支菓子は、応募図案約1,500点(御題・干支合計)のなかから
選ばれたものです。
審査は、生菓子や羊羹の製造を担当する職人、
店舗で販売にあたるもの、そして事務に携わる
ものなど十数名で行なわれます。
この画像は、1次審査終盤に、ある程度まで絞り
込まれた図案を前に議論している場面です。
1次審査を通過した図案は、2次審査に向け
その製法や素材などが検討され、試作の準備が
されていきます。
今年の2次審査では、数十種の御題・干支菓子候補が試作され、その中から審査者により
選ばれたものが、試作をくり返し商品として仕上げられていきます。


最後に、干支生菓子『辰の息吹』を考案した、御殿場工場で羊羹の包装などを担当する
女性社員のコメントをご紹介いたします。

    Q.菓子に込めた思いを聞かせてください。
       辰年は力強く輝き、上昇する年になってほしいと願い、赤・緑・金の鮮やかな色彩で、
       勇ましい龍が希望を抱いて力強く飛び出そうするさまを表現しました。金箔で輝きと
       豪華さを出しました。イメージを形にするのは難しかったです。
    Q.いまの気持ちはいかがですか。
       図案が商品化されて夢のようです。ありがとうございました。

この絵が、考案者の図案です。
商品化された菓子が図案に忠実につくられていることを
お分りいただけると思います。

菓子の図案が商品として完成させるまでには、考案者だけでなく、その完成に携わるもの
それぞれの苦労があると思われます。しかし、いま改めて関係者の話を聞くと、商品化され
とらやの菓子として残されていくことや、お客様に買っていただけることへの喜びが、
苦労を上回っていることが感じられます。
御題・干支生菓子は、年末年始のこの時期だけの特別な生菓子です。
新年のお集まりやお手土産など、皆さまにきっとお喜びいただけると思います。

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御題・干支 生菓子
  販売価格:420円(本体価格:400円)
  販売期間:12月16日~1月15日
  販売店:生菓子販売店
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