Monday, November 28, 2011

暖簾のしるし











とらやの暖簾(のれん)の左右に、朱で押された印字があることにお気付きでしょうか?

写真をよくご覧いただくと、暖簾の右には「千里起風」、左には「御菓子調達所」と
「黒川」と朱色の印字が施されています。

とらやの屋号にある「虎」は、1日に千里往って千里還る
といわれます。
暖簾右側の印は、虎が勇猛果敢に風を切って走る様に、
とらやの商売をなぞらえたのではないかといわれています。
とらや10代当主黒川光廣が、文化11年(1814)に店の守り神
である毘沙門天(びしゃもんてん:虎は毘沙門天とゆかりの深い動物)に捧げた
「願文」には、「当家の屋号を虎屋と申事も尊天の加護力にて、斯一天の君の御用
を蒙る冥加かたかた其因によりて号し事也」と書かれています。
これは、「虎屋の屋号は、毘沙門天のご加護によって一天の君(天皇)の菓子御用
をうけたまわっている、お礼の意味をこめて名づけたものである。」
という意味で、ここからも屋号に託された思いを感じることが
できます。
左の「御菓子調進所」と「黒川」は、とらや当主の苗字「黒川」と
菓子を作っている店であることを表わしています。




この朱色の印字は、いつ頃に誰が作ったものかはわかりませんが、大正14年の
店頭写真(下の画像)にも「千里起風」の印が認められます。



パリ店と東京大丸売店の画像をご覧ください。
暖簾をくぐり店に入ることはできませんが、とらやであることがすぐに分る
店舗の大切なデザインとなっています。


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