Friday, June 24, 2011

鐶虎の設計図

とらや東京ミッドタウン店の暖簾(のれん)中央のこのマーク、皆さまはご存知でしょうか。
暖簾の他にも、ロゴ・商品パッケージ・パンフレット・店舗のサインなど、とらやであることを表現するための大切なマークです。

屋号の虎の字を4つの鐶(箪笥の引き出しの取っ手)で囲んだこのマークを、私たちは鐶虎(かんとら)と呼んでいます。
とらやに現存する最も古いものは、延宝2年(1674)の井籠(せいろう:お菓子を入れて運ぶ器)の外箱に描かれた鐶虎です。器物ごとに時代や作り手の個性が感じられますが、四つの鐶の中に虎を入れる形はかわりません。画像の元禄11年(1698)の竹虎青貝井籠(たけとらあおがいせいろう)の外箱にも、鐶虎が螺鈿(らでん)細工で描かれています。


ここまで鐶虎のルーツをご紹介しましたが、いよいよタイトルの「鐶虎の設計図」をご紹介します。

現在のパッケージや手提げ袋に使われている鐶虎は、昭和30~40年代に永井鐵太郎氏#1がデザインしなおしたものと言われています。設計図(割りだし図)には、コンパスや分度器の跡(片隅には試し書きも)が残り、当時の永井氏の苦労が感じられます。
#1:金属工芸家。昭和34年(1959)東京芸術大学在学中から虎屋に勤務しデザインを担当。
  その後創作活動に重きを置きながら、嘱託社員、顧問を経て平成17年(2005)退職。


鐶虎にご興味がある方はとらやホームページをご覧ください。
さまざまな鐶虎をご覧いただくことができます。


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